DRAGON Pz.Kpfw.Ⅳ Ausf.H Late Production 1/35 [6300] タミヤのⅣ号Hが発売されたのはいつの事だったか?J型の後に発売されたのですが、15年程前でしょうか当時としては素晴らしい出来のキットであったのは間違いありません。 そのころドラゴン社キットの精密さはタミヤの足下にも及ばない出来だったのを覚えています。 そして現在、ドラゴン社から発売された、新製品Ⅳ号Hは金型技術の進歩と設計者の熱意が感じられる素晴らしいキットに仕上がっています。 ※今回は一部金属素材やプラ材を使用した他は素組です。 ※製作記はブログをご覧下さい。 製作記 ① 製作記 ② 塗装編 ① 追加加工 ① | |
※今までの製品と違い、説明書の不備が殆どありません。各パーツの合いも良くストレスを感じません。 ただし実車の小さな部品を一体モールドしているところは非常にデリケートなので取り扱いに注意が必要です。 ※また、ワイヤーロープ取付金具や運転手、無線手ハッチの前にあるストッパー等は真鍮線に変え強度を増した方が良いと思います。 ※私は塗装の段階でエナメル塗料を使用した際に突起しているモールドを何カ所か破損してしまいました。 ※ここまでキットが精密になると場所を選んでウオッシング等を施さないと、素晴らしいキットが台無しになりますね。 ※ボックスアートと同じ車両を製作しましたが、T34のキャタピラ装着方が不明瞭、車両ナンバーも判りません。この辺は資料を大量に持っているであろうメーカーに対応して頂きたかったですね。 ome | |
※エッチングパーツは非常に薄く仕上げてありますが強度不足で、折り線部分が作業中に切れてしまいます。精密さを求めての事ですから、文句は言えません。自分の技術を磨くしかありませんね。・・・(汗) ※塗装については、ダークイエローの面積が不足していますね。・・・(反省) ※いつもⅣ号系は明るめに塗装していますが、 今回はドイツ軍の「鋼鉄の軍馬」をイメージし塗装をしていますので、トーンは暗めです。 ※筆で書き込んだチッピングは写真でおわかりになると思います。 ですが、ワイヤーブラシ等で細かく付けた傷が写真では見えないのが残念です。 | |
※皆さん仕上塗装をどうやっていますか? 最近色々な塗装法がホビー誌で紹介されて、私など着いて行く事ができません。・・・(汗) ※ 十数年前はトニー・グリーンランド氏のドライブラシやパステル仕上げで済んでいたのに・・・古いですか?誰がやっても同じ様に仕上がり個性が無かったです ね~。実際仕上げ塗装が楽は楽なんですが、ドライブラシでエッジや出っ張りを全て明るく塗装するのは、どう考えても不自然ですね。 ※トニー・グリーンランド氏 もライターの一人ですからカスタムアップをした車両の細かな部分を誇張したかたのでしょうね。(ドライブラシを施すと掲載写真がとても見やすくなりますね) ※現在、私の塗装方法はホビー誌で固有名詞が付いた塗装技法に含まれると思います。 後は塗料を使用せずに塗装面をこすって艶を出したり、ワイヤーブラシやカッターナイフ、サンドペーパーで細かな傷を付けます。 ※ドライブラシはエッジライト法と考え部分的に使用します。その逆のエッジダーク法(勝手に名前を付けています)も同じ車両に施します。 | |
※車体の塗装箇所によって塗装技法を変え、例えばパステルをやたらに使用し全体を仕上げたりはしません。(パステルでの仕上げは本当に楽ですから初心者の方にはお勧めします) ※ 私が高校生の頃、一緒に絵(兵隊や飛行機、戦車の絵とかです)を描いていた友人が現在、イラストレーターとしてAFVクラブ等のボックスアートを手掛けて います。彼が言うにはメーカーからの最近の注文は全て絵を筆書きで仕上げる事だそうです。エアーブラシでの作画が得意な方なのですが、三倍程の時間を掛け 絵を描いているそうです。 メーカーにしても原稿料がアップしますので、得な事では無いのですが、最近はCGでのイラストも増えエアーブラシでの作画が意味をなさない時代なのでしょうか?(プラモはCGで塗れないから安心ですね) ボックスアートは製品の顔ですから技術の全てを注ぎ込んだ製品の顔にCG画では軽すぎるのでしょうか?味わいのある手書きのボックスアートに拘るメーカーは侮れません。 ※それを考えると、ドラゴン社のボックスアートは全て手書きですが、レベルが低いですね~、キットの内容は素晴らしいのに新製品ラッシュで絵が追いつかないのでしょうか。 でも今回のⅣ号Hのボックスアート私は気に入ってます。 | |
※エアーブラシと筆塗りを交互に繰り返し自分なりの味わいを出していきます。筆のタッチが荒い箇所は、パステルでボカシをいれた方が楽なのですが、私の場合はエアーブラシを使用します。 | |